母と私の日記

今年81の母と、もうすぐ50の私は二人で暮らしています。

パパさんの話

今週のお題「おとうさん」

 

父の日が近いんですね。

昔に比べて父の日のコマーシャルが増えたように思います。

父の日には

作務衣を買ってあげたり、

バスローブとか

盆栽?みたいな苔玉とか

なんか毎年あげていたけれど

使わずにしまってあったものもあって

真っ赤な肩掛けカバンは私がもらって使っています。

 

父はガンで亡くなりましたが

緩和病棟で最期を迎えました。

モルヒネなどの点滴をしたまま過ごし、

痛みもなくなってしまったので

ベッド上で筋トレをして、

軽くぼんやりしていたので

時代劇の役者みたいな喋り方で

結構喋っていました。

 

前日まで近所の見舞客を笑わせて

翌早朝眠るように逝きました。

 

介護の仕事をしている私ですが

職場のお年寄りに、

父の頑固さを見ると面白いです。

 

共通しているのは

主張して、認めて欲しいってところで、

内容なんてどんなものでもいいんですよね。

 

そうなんだ!

へえー!

 

って聞いてあげると

三倍喋って、

よく聞いていると

大した話じゃなくて、

自己完結して終わる。

で、

良かったねー!って終われば満足。

 

どんなことでも、

優しいんですねー!っていうと、

最後ニコニコしている。

 

じじい手玉に取ってるみたいな話ですけれども

 

案外誰でも、

そんな他愛のないやり取りで幸せだったりします。。

 

寡黙な父に

質問して、へえー!って聞いて、

パパさんすごいね!

っていう

親孝行な娘でしたね。

それで良かったんだろうな。

 

妻にはできないって

キョウさんが言います。

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